
高円寺は、いま”昭和のまち”として注目されている。街はどんどん新しくなってはいるのだが、なぜか昭和の香りがそこはかとなく漂っている。

ごちゃごちゃの界隈性、どこか猥雑な感じもあるが、実はゴミの始末などの規律は徹底しており、けっしてダルなまちではない。そこが隠れた凄さかも知れない。

駅前は御多分にもれず、大手のチェーン店が増えて特色が薄れてはいるが、一歩路地を入ればいまだに地付きの古株も頑張っているところが底力。また、若手などの新規出店も多くが、けっこう皆が注目して足を運ぶ。応援する気風はあるが、目利きは厳しい。”元スリ横町”の異名も。うまくいかなかったら早めに店をたたんだほうがいいかも。口コミも絶大な土地柄だからだ。飲食ではB級、C級といったところばかりだが、訪問者にとってはそこが安心して入れる懐になっている。

北口の早稲田通り近くのぎょうざ一筋の一徹名店「赤天」などはその代表格だろう。でも、営業時間は限られており、席も数席なので入店できたらラッキーと思ってほしい。マスコミの取材は一切お断りのようだ。

高円寺レトロを維持している仕掛けは阿波踊りかも知れない。古着屋も多いが、和服屋や小物屋さんも町中にあって客がついている。なにせ100万人以上が3日でくる東京阿波踊りのメッカ。浴衣、下駄、足袋、草履、さまざまな小物などの地元需要もある。小粋なこうした店も高円寺の雰囲気を下支えしている。

最近の話題は再開発ができなかった古い市場が、リノベーションした「大一市場」のエスニック飲食街である。ベトナム料理は、遊びに来たベトナムからの留学生も「おいしい」と言っていた。

もっとも”昭和のまち”の象徴は、パル商店街をぬけて、ルック商店会にある七ツ森である。ここのハンバークやランチもお薦め。



古着屋さんはいったい何軒あるか定かではない。というよりも日々に増殖しつつけている。アンテーク店またしかり。これも昭和レトロ的な道具立てに貢献している。
➡ カテゴリー高円寺名物 (44記事)を参照。
特に「高円寺名物 B級グルメ ランチもお薦め 健在なり!」
http://shokkou.blog53.fc2.com/blog-entry-440.html
ただし、とんかつ 田むらなど閉店した老舗もあり、ちょっと寂しい。しかし、キッチン南海やクロンボ、キッチンフジなどはいまも健在で、ふらりと入れるところはまだまだある。一方、JR高架下のラーメン横丁は壊滅し、しかもまたコリもせず新規に入れている。まず、難しいだろう。この企画は本当に罪作りだと思う(へたに手を入れない地元の旧店のほうがはるかに良かった!)。高円寺マーケティングをしっかりとやっていない。なめんなよ、高円寺!と言いたい。
http://food-stadium.com/news-flash/18543/
最後に小生の行きつけ、お気に入りの激安ながら美味の3店を(いずれも地元店、ワンコイン500円でOK)!

◆そば・うどん 桂 天ぷらうどん
https://www.google.co.jp/maps/uv?hl=ja&pb=!1s0x6018f287905245ff:0xdf555e67133de5e6!2m19!2m2!1i80!2i80!3m1!2i20!16m13!1b1!2m2!1m1!1e1!2m2!1m1!1e3!2m2!1m1!1e5!2m2!1m1!1e4!3m1!7e115!4shttp://tabelog.com/tokyo/A1319/A131904/13134124/dtlrvwlst/6818666/!5s+-+Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&imagekey=!1e1!2shttps://tabelog.ssl.k-img.com/restaurant/images/Rvw/31427/31427238.jpg

◆天王 ラーメン(普通のもの)
https://www.google.co.jp/?gws_rd=ssl#tbm=lcl&q=%E9%AB%98%E5%86%86%E5%AF%BA+%E5%A4%A9%E7%8E%8B&rlfi=hd:;si:17245388260126520281

◆ニューバーグ ハンバーク(スタンダード)
https://www.google.co.jp/?gws_rd=ssl#tbm=lcl&q=%E9%AB%98%E5%86%86%E5%AF%BA+%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B0&rlfi=hd:;si:4677299538672927196